大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
Colonoscopy
Colonoscopy
Q 大腸内視鏡検査はつらい検査ではないですか?
A 当院で行う「無送気軸保持短縮法」による大腸内視鏡検査は、高い技術によりほとんど痛み無しで大腸内視鏡検査を行うことが可能です。その上に、軽い鎮静剤を使用することで「無痛」を達成するという考えに基づいています(「鎮静剤を十分に使用し、眠っているうちにおわります」という『無痛』大腸内視鏡とは全く異なります)。
無送気軸保持短縮法の習得には最低でも2000件の大腸内視鏡の経験数が必要とされており、消化器内視鏡学会専門医の認定基準大腸内視鏡検査100件を大幅に上回る修練と経験が必要です。
年齢や体の大きさ、不安の感じ方には個人差がありますので、それぞれの人に合わせた軽い鎮静剤を使用することにより、苦痛を感じることなく安心して内視鏡検査を受けて頂くことが可能となります。
Q 内視鏡検査を受ける年齢は?何歳から受ければ良いですか?
A 『40歳』をすぎたら定期的に内視鏡が望ましいとご説明しています。理由は、「大腸がん」の罹患率が40歳を境に増えるというデータがあるからです。
Q 毎年、大腸がん検診で便潜血検査を行っていますが、大腸内視鏡検査を受けた方が良いですか?
A 便潜血検査は簡便で・安価であるため、市健診などの大腸がん検診に用いられていますが、早期の大腸がんや大腸ポリープで陽性になることは少ないと考えられています。大腸ポリープや早期の大腸がんであれば内視鏡で切除することができます。大腸がんを予防する点からも、一度大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。
Q 大腸内視鏡検査はどれぐらいの頻度、間隔で、何年ごとに受けるとよいですか?
A 大腸ポリープを切除された方には1年後のフォローアップのための大腸内視鏡検査をお勧めしております。大腸ポリープがなかった場合は2,3年後の大腸内視鏡検査での経過観察をお勧め致します。
Q 胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査を同時に受けることはできますか?
A 事前診察の際に両方を行う予定であれば、同時に検査が可能です。体への負担もほとんど変わりなく、両方合わせて20-30分程度で検査を行うことができます。胃内視鏡を行った後、続けて大腸内視鏡検査を行います。
Q 大腸内視鏡検査が恥ずかしいのですが、女性医師はいますか?
A 現在、当院には女性医師はおりませんが、男女のプライバシーに配慮をし、院内にさまざまな工夫をしております。専用待合室、個室仕様の専用リカバリールームを用意し、診察および検査に際し、男性と女性が可能な限り別々になるように配慮しておりますので、安心して検査をお受け下さい。
Q 生理中でも大腸内視鏡検査は可能ですか?
A 生理中でも検査可能です。生理用品を着用しての大腸内視鏡検査も可能です。遠慮なさらずにスタッフにお伝え下さい。
Q 内視鏡検査を受けるために、服用している薬で、止めなくてはいけないものはありますか?
A 血液をサラサラにするお薬(抗凝固薬、抗血小板薬)を内服していると、原則、生検や大腸ポリープ切除が行えません。処方されている主治医に中止可能かどうかの判断をしてもらう必要があります。一時的に中止が可能である場合、内服薬の種類により、中止する日数が異なりますので、事前におたずねください。
Q 大腸内視鏡検査前日の食事に注意する事はありますか?
A 検査前日はお食事を夜8時までにすべて済ませて頂き、前日用の下剤を飲んで頂きます。
検査当日は、検査の開始時間に合わせて、当日用の下剤を飲んで頂きます。前日の夜8時以降、検査が終わるまでお食事はできませんが、水分(お水・お茶・スポーツドリンク)摂取は検査直前まで可能です。
Q 大腸内視鏡検査・大腸ポリープ切除はどれくらい時間がかかりますか?
A 検査自体は、通常、ポリープがなければ10~15分程度、ポリープがあれば15~20分程度で終了します。ただし、内視鏡の挿入が難しい方や前処置が十分でない場合はそれ以上かかることもあります。鎮静剤を使用しますので検査終了後、専用リカバリールームで1時間程度お休みして頂きます。その後に、診察室にて医師より検査結果説明を行います。個人差はありますが、クリニック滞在時間は約2-3時間程度となりますので検査当日は余裕をもっての時間調整をお願いしております。
Q 内視鏡検査後に車やバイク・自転車の運転はできますか?
A 当クリニックでは胃・大腸内視鏡検査に伴う苦痛をより軽減するため、軽い鎮静剤を使用しております。
そのため、お車などで内視鏡検査にご来院された場合は鎮静剤を使用した検査を受けることができませんので、ご注意ください。
Q 内視鏡検査後の生活の制限(食事や運動・旅行など)はありますか?
A 内視鏡検査後の制限は特にありません。日帰りポリープ切除を行った場合のみ、2,3日間の無理のない生活をお願いしております。(治療後に詳しい説明を致しますので、ご安心ください。)