きたやま胃腸肛門クリニック

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きたやま胃腸肛門クリニック

手術方法および検査

Various medical treatments

痔核(いぼ痔)の
手術について

痔核(いぼ痔)の形、大きさ、数に応じて手術方法を決定します。
当院ではALTA注射療法と併用療法を中心に手術を行っております。

1.切らずに治す痔の
治療;ALTA注射療法
(ジオン)

ALTA注射療法(ジオン)
とは

ALTA注射療法(ジオン)

硫酸アルミニウムカリウム水和物・タンニン酸(ALTA)を患部に注射し、痔核を直腸の粘膜に固定・退縮させることで痔核の脱出・出血症状を改善する治療法です。

2005年から開始された新しい治療法で、内痔核に対して4段階に分けて注射する方法です。(四段階注射法)

痔核(いぼ痔)のALTA注射療法(ジオン)

切らずに治す治療法で、適応を遵守すれば、外科手術とほぼ同等の治癒率があるといわれています。注射による痛みや出血はほとんど無く、日帰り治療が可能です。

ALTA注射療法

  • 痔核根部より4段階にわけて、注射を行います
  • 痔核の大きさに応じて、薬液の注射量を調整します
  • ALTAのはたらきにより、痔核の退縮と吊り上げをはかります
  • 合併症:肛門狭窄、直腸潰瘍、発熱

硬化療法(ALTA療法)

注)大きな痔核に行うと再発率が高くなります

適応

Ⅱ度あるいはⅢ度の内痔核

治療経過

注射直後:痔核に流れ込む血液が遮断され、内痔核そのものの縮小効果が見られます。(→脱肛の程度が軽くなります)
1週間~1か月:痔核本体が次第に小さくなり、元の位置に癒着・固定して、脱出が見られなくなります。

ALTA注射療法が受けられない方

  • 妊娠中・授乳中の女性
  • 小児(15歳未満)
  • 透析治療を受けている方
  • 嵌頓(かんとん)痔核の方
  • 前立腺癌などで放射線治療の既往のある方
  • 全身状態が不良の方

治療のメリット・デメリット

メリット デメリット
一般的に結紮切除術と比べて痛みや出血が少なく身体的負担が軽い 結紮切除術に比べ再発率が高いとされており、再発の可能性はゼロではありません
抗凝固薬や抗血栓薬(血がサラサラになるくすり)を服用中の方も、休薬することなく治療が受けられる 外痔核には効果がなく、すべての痔核に向いているわけではありません
結紮切除術と比べて治療費が安く、経済的負担も軽減されます ALTA硬化療法は難度の高い技術のため、技術教育を受けた医師が在籍する施設でないと治療ができません
結紮切除術

2.結紮切除術

  • 皮膚切開して、痔核を含んだ粘膜を切除します
  • 痔核につながる血管があるため、根部を糸でしばります(結紮)
  • 肛門括約筋は傷つけることなく温存されます

術後出血:術後2週間以内に起こることが多く、出血量が多い場合は、再度腰椎麻酔下に緊急止血を要する場合があります(2~3%)

結紮切除術

3.併用療法(1+2)

併用療法(1+2)

  • 外痔核に切除術を行い、内痔核に硬化療法を行います
  • 合併症:肛門狭窄、直腸潰瘍、発熱

痔瘻(あな痔)の
手術について

痔瘻(あな痔)の深さ、場所、数に応じて手術方法を決定します。
痔瘻の診断は、肛門括約筋との関係がとても重要であり、手術前に肛門エコー検査を行い、痔瘻の深さ、枝分かれの有無などを正確に評価した上で、手術を行います。
これにより、肛門機能を損なうことなく、確実な痔瘻根治術が可能となります。

切開開放術(lay open法)【図1】

1.切開開放術
(lay open法)

  • 瘻管を開放し、底部からの治癒をはかります(イメージ:図2)
  • 瘻管が括約筋を深く貫かない浅い痔瘻(図1:緑)にのみ適応となります
  • 再発率が1~2%と低く抑えられます
切開開放術(lay open法)【図2】
括約筋温存術(coring out法)【図3】

2.括約筋温存術
(coring out法)

  • 痔瘻の管をくり抜き、瘻管を切除します(イメージ:図4)
  • 瘻管が括約筋を深く貫く痔瘻に適応となります(図3)
  • 肛門変形のリスクが低く、短期間で治癒が得られます
  • 瘻管の再開通による再発率がやや高くなります(10%程度)
括約筋温存術(coring out法)【図4】

3.シートン法
(seton法)

シートン法(seton法)【図5】

  • 痔瘻の管を切除し、ゴムを留置します
  • 瘻管が括約筋を深く貫く痔瘻に適応となります
  • 術後1か月くらいより、ゴムを締めていき(2~4週間に1度程度)、自然脱落をはかります(図5)
  • 肛門変形のリスクが低く、再発率が抑えられます(3~5%)

裂肛(きれ痔)の
手術について

裂肛(きれ痔)の治療の基本は薬による治療です。
外用薬の使用と排便調整を行っても、治癒されない『慢性裂肛』やきれ痔の繰り返しにより肛門自体が狭くなってしまった場合(=『肛門狭窄』)に手術を行います。

1.裂肛切除

  • 慢性裂肛、見張りイボ、肛門ポリープを切除し、創部を整えます

裂肛切除

側方皮下内肛門括約筋切開術(LSIS)

2.側方皮下内肛門括約筋切開術(LSIS)

  • 括約筋の緊張が強いことが裂肛の原因と判断された場合は、側方で内括約筋の一部を切開し、肛門の拡張をはかります。
肛門形成術(SSG法)

3.肛門形成術
(SSG法)

  • 慢性裂肛および瘢痕狭窄部を切除し、狭窄を解除します
  • 切除部が再び瘢痕狭窄をきたさないように、肛門管外の皮膚と縫合し、切除部分に肛門皮膚をスライド(減張切開)させます
肛門形成術(SSG法)

肛門エコー検査

肛門エコー検査による痔瘻の見え方

肛門エコー検査は、おしりから、指と同じくらいの細いエコー装置(プローブ)をいれて、おしりの病気の診断を行います。
指診に加え、補助的診断として肛門エコー検査を合わせて行うことで、より確実な診断と適切な治療を行うことが可能となります。

◎痛みを軽減させるゼリーを使って、おしりの中に専用のプローブを入れ、肛門の内側から肛門の周りの組織の状態を観察します。

問診や指診ののち、痛みを伴い、膿を伴う病気(=肛門周囲膿瘍)を疑うときや、痔瘻(じろう)の有無を確認するときなどに行います。

次のようなものの治療方針を決定するうえでとても有用です。

  • ①痔瘻の原因となる原発口(1次口)の同定や、枝分かれの有無の確認
  • ②肛門周囲に発生するその他の疾患(膿皮症や粉瘤、毛巣洞など)の鑑別
  • ③肛門周囲膿瘍では膿の貯まった位置や量を正確に確認することが可能
  • ④肛門周囲膿瘍に対する治療をした後に、根治術が必要な痔瘻となっているかどうかの確認

⇒これらを明確することで、必要最小限の確実な治療を行うことが可能となります

検査の所要時間は5-10分くらいです。

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