きたやま胃腸肛門クリニック

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Column

vol.5 肛門掻痒症

肛門掻痒症は肛門周辺部を中心に何らかの原因によって痒みが生じるようになる病気の総称です。必要以上にかいたりこすったりすると、皮膚がボロボロになり湿疹化します。

痒みがあるために肛門を入念に洗いすぎたり、紙で強くこすりすぎたりすることで、肛門が傷付き、痒みを引き起こす原因となることもあります。

主な症状

  • 肛門周辺のかゆみ
  • 周囲の皮膚がふやけて白く変色し、厚く肥厚
  • 肛門周辺の皮膚炎、色素沈着

原因

肛門部の皮膚に存在する知覚神経に、物理的・化学的な“刺激”が加わることで、かゆみが生じます。
健康な皮膚には、体の水分が蒸散するのを防ぐ表皮(ひょうひ)という『バリア機能』がありますが、石鹸やお湯で何回も過度に洗う事は皮膚の保湿を低下させ、バリアの機能を低下させてしまいます。

かゆみの原因となる主な刺激

  • 便の付着による雑菌からの感染
  • 下着の締め付け、生理用品によるかぶれ
  • 痔核、直腸脱などによる腸管からの分泌刺激
  • カンジタ菌などの真菌の付着
  • 精神的なストレスや糖尿病や肝臓病、更年期障害など

検査

  • 痔核、直腸脱などの肛門疾患の有無を確認
  • 真菌や細菌の有無を調べるため、培養検査を行う場合もあります

治療法

  • 原因に応じて、ステロイド薬、抗ヒスタミン薬、抗真菌薬などの外用薬を使用します
  • 『洗いすぎない』『拭きすぎない』『乾燥させない』『こすらない』といった生活習慣の改善

院長からひとこと

『かゆみ』はとてもつらい症状です。肛門部は清潔に保つことは大切ですが、過剰に洗浄することは必要ではありません。肛門のかゆみを自覚した場合は、大腸肛門専門医を受診し、原因を同定して、『かゆみ』の悪循環を早めに断ち切ることが大切です。

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