きたやま胃腸肛門クリニック

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Column

vol.2 痔核(いぼ痔)

内痔核(いぼ痔)とは、肛門の血行が悪くなり、肛門の一部がうっ血してこぶ状になったものです。

長時間の立ち仕事やすわり仕事、長年の排便習慣(強いイキみや長時間の排便など)の繰り返しが原因で起こると考えられています。

内痔核は、脱出の程度によりI~IV度に分類されます(Goligher分類)。

いずれも

  • うっ血のため排便時に出血することがあります
  • 基本的には痛みはありません

◎内痔核が急激に脱出し、それが肛門括約筋で締め付けられて腫れあがった状態の嵌頓(かんとん)痔核は激しい痛みを伴います。

日常生活の注意点

  • 規則正しい排便習慣を心掛けましょう
    便秘を伴う場合は緩下剤を用い、便通調整を行います。トイレは3-5分が目安です。
  • お風呂にゆっくりつかりましょう
    おしりが温まることで肛門のうっ血が改善されます。
  • 同じ姿勢を続けないようにしましょう
    おしりの血の巡りが悪くなる原因となります。

治療法

Ⅰ度 保存的治療※1を行います。
Ⅱ度・Ⅲ度 保存的治療※1を行います。改善しなければ、手術療法※2になります。
Ⅳ度 手術療法※2を行います。

※1 保存的治療:外用薬による治療
※2 手術療法:結紮切除術、ALTA注射療法(ジオン)

院長からひとこと

患者さん一人一人に合った最適な治療法があります。肛門に不安を感じたら、早めにご相談ください。

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