クリニックブログ
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肛門科というクリニックは「恥ずかしさ」から受診をためらう患者さんが多いことはよく理解しています。
そして、おしりの診察を受けることがとても憂鬱であることも当然だと思っています。
診察をするにあたり、患者さんが少しでも安心して、リラックスして頂けるように、肛門診察室のつくりを工夫しました。
★肛門診察のながれ★
①肛門診察用の予診室で、受診までの経過や現在の状況を詳しく問診させて頂きます。
②個室仕様の専用の肛門診察室で診察を受ける準備をして頂きます
(看護師が必要に応じて介助を行います)
このような姿勢(左側臥位)になって頂きます。
③医師が診察室に入り、丁寧に診察を行います。
・指診を行います
・次に、デジタル肛門鏡(診察の状況を同時に画像でみることができます)という器具で実に肛門の中を診察します
・必要に応じて、肛門エコー検査を同時に行います
④診察が終了したら、身支度をして頂き、予診室にて、医師から詳しい説明を聞いて頂きます。
肛門科の多くが、通常の診察室で、問診を行い、そのまま診察台の前で下着をおろし、診察を行います。そして、診察が終わると、その場で身支度し、説明を受けるという形で診察をおこなっているパターンがほとんどです。
当クリニックでは、おしりの診察を行う診察室と説明を行う予診室を別々にすることで、少しでも羞恥心が和らげば、と考えております。
このような工夫をすることで、患者さんの肛門科への受診がよりしやすくなれば、うれしい限りです