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肛門皮垂は、スキンタグともいわれ、肛門周囲の余剰な皮膚のたるみと考えられています。
皮膚のたるみのため、スキンタグそのものが「痛み」や「出血」の原因となることはありません。
ただ、お薬を使用しても、消えることはなく、スキンタグがあることで、生活の質を損ねている場合は(「気になって仕方ない」ももちろん含まれます)、日帰り手術での治療を行います。
スキンタグができる原因としては
①便秘や出産など強いいきみの繰り返しの場合
②血栓外痔核や嵌頓痔核などの治癒後に皮膚の一部が伸びてしまい、余剰な皮膚のたるみになった場合
③切れ痔(裂肛)の繰り返しによりできた見張りいぼの場合
などがあげられます。
スキンタグができた原因に応じて、手術方法を選択し、治療を行います。
他の病院で
「痔ではないから気にする必要がない」
「痔ではないから手術はできない」
「大したことがないので、そのままでよい」
といわれ、クリニックへお越し頂く患者さまも多くいらっしゃいます。
肛門は繊細なところであり、スキンタグによって、炎症をおこし、かゆみを生じることもります。
おしりは自分ではなかなか見ることができないとてもデリケートなところです。
おしりの心配があれば、早めに大腸肛門専門医に診察をして頂けることをお勧めします。
肛門皮垂(ひすい): スキンタグ① もご覧ください。