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痔瘻はおしりの三大疾患の一つで『あなじ』とも呼ばれています。
この病気は肛門の内側にあるくぼみ(通常10-12箇所程度あると言われています)から、細菌が侵入して、膿の溜まりあるいはトンネルを作ります。
症状としては、
『肛門痛』『発熱』『おしりから膿』
などがあります。
痔瘻は、一般の外科治療を行う病院では扱いにくい病気と思われがちです。
理由は
①適切な診断と治療を行わないと、再発のしやすい病気である
②手術を行う場合、肛門機能について細心の注意を払わなければいけない
ということがあげられます。
そのためにも、特に痔瘻については大腸肛門専門の病院(クリニック)で治療を行うことが大切です。
①の詳しい理由としては
◆痔瘻は蛇行をしたり、枝分かれをしたりすることが多いため、十分な指診を行っても、すべての痔瘻の走行や、原因となる最初の入口(原発口)を確定することが困難な場合が多くみられます。
…つまり、真の形を知ることが難しい病気です。
◆痔瘻と判別しにくいときもあります。
痔瘻のように見えても、ただおしりの周りのオデキである場合もあります。
⇒粉瘤や膿皮症:この場合も手術が必要な場合がありますが、手術の方法がまったく異なります
②の詳しい理由としては
◆痔瘻が肛門の周りの筋肉を貫くように走行するため、ただ痔瘻を全部切除というわけにはいかず、肛門機能を保つことを考えながら切除しなければいけないからです。
そのため、大腸肛門の専門病院では、『肛門エコー検査』という検査を行い、手術の前に原発口の位置や痔瘻の深さ、枝分かれの有無、また、そもそも間違いなく痔瘻であるか手術が必要か否かを確認してから手術を行います。
近年、医療材料の進歩により、肛門の病気の多くが日帰りで治療可能になりました。
しかし、痔瘻についてはまだまだ入院をして行う病院が多いのが現状です。
当クリニックでは肛門エコー検査を導入し、大腸肛門病専門病院で培ったノウハウを集結させ、日帰りで最高水準の『痔瘻根治術』を目指しております。
痔瘻は治したいけれども、
・仕事の休みがなかなかとれない方
・子育てで入院はできないから治療ができないままになっている方
・周りの人に気づかれないうちに直したい方(=恥ずかしいから大事にしたくない方)
是非一度、おしりの日帰り手術を行う当クリニックにご相談ください。
あな痔 (痔瘻)手術の種類については痔核/いぼ痔、痔瘻/あな痔、裂肛/切れ痔の検査・手術方法と種類をご覧ください。
あな痔 (痔瘻)手術の費用は肛門診療(痔核、痔瘻、裂肛、肛門ポリープの手術など)の費用をご覧ください。
あな痔 (痔瘻)日帰り手術は肛門(痔核/いぼ痔、痔瘻/あな痔、裂肛/切れ痔)の日帰り手術をご覧ください。
「専門医が伝えておきたい肛門のおはなし:痔瘻」;
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