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大腸内視鏡検査や大腸ポリープ切除を行うとき、
『どのくらいの時間や制限ができるのか』
『大腸内視鏡検査は大変ではないか』
を心配される患者さんが多くいらっしゃいます。
『定期的な内視鏡検査はとても大切』とはわかっていても、
・なかなか時間がとれない
・大変そうだから
というのが率直なところだと思います。
大腸内視鏡は挿入にコツが必要とされる検査です。
検査に慣れたクリニックであれば、大腸内視鏡検査自体の所要時間は10分~20分程度で終了します。
軟らかいカメラを優しく入れていきますので、基本的には痛みはありません。
大腸内視鏡検査自体は、その程度の時間で終わりますが、検査の前にはしっかりとした準備が必要となります。
検査を受けていただいた患者さんに、検査に対する感想をお聞きすると、検査そのものより、どちらかというと、検査の前の準備(=下剤の服用)が少し大変というお答えを頂くことが多いです。
大腸は便の通り道ですから、そのなかを観察するためには、その便を全部出しきらなければなりません。 ですから、
『下剤を服用して、腸内をきれいにする』
この準備が必要になります。
具体的には、検査の当日に専用の下剤を服用していて頂きます。
スポーツ飲料のような下剤を腸内がきれいになるまでたくさん飲むのですが、最近はその方法にも工夫がされるようになり、下剤自体もとても飲みやすくなっています。
この下剤を内服し、検査の前準備をする方法としては、2つの方法があり選択することができます。
1.自宅で飲んで頂き、腸内をきれいにして準備を整えて、内視鏡検査だけに来院し、検査を受ける
(クリニック滞在時間は2~3時間程度)
2.早めに来院していただき、クリニックで下剤を飲んで頂き、内視鏡検査を受ける
(クリニック滞在時間は5~6時間程度)
大腸内視鏡は、準備が大事な検査です。
定期的に大腸内視鏡検査を受けていれば、大腸ポリープや大腸がんは『恐れることはない、治療のしやすい病気』のひとつです。
大腸内視鏡検査が身近なものに感じていただけるとうれしい限りです。
当クリニックの大腸内視鏡検査(大腸カメラ)について、詳しくは痛みのない大腸内視鏡検査(大腸カメラ)所要時間・前日の食事・下剤をご覧ください。
当クリニックの日帰り大腸ポリープ切除手術について、詳しくは大腸ポリープ切除の日帰り手術(入院不要)をご覧ください。