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食道裂孔ヘルニアとは、食道と胃のつなぎ目である食道裂孔が何らかの原因で緩んでしまっている状態をいいます。主な原因は加齢によるものですが、生まれつき食道裂孔が緩くヘルニアになってしまう場合もあります。
自覚症状がなければ、つなぎ目に緩みがあるというだけで治療の必要はありません。ただし、内視鏡検査にて逆流性食道炎の所見を認めた場合は、内服治療を行う場合があります。
自覚症状として、胸やけ、胸の痛み、喉のつかえ感などがある場合は、逆流性食道炎と同様の内服治療を行ことで症状を改善することが可能です。
食道裂孔ヘルニアがあると、胃酸が逆流しやすい状態にあるため、胃酸を過剰に分泌させないように、消化の良いものを意識して食べるように心掛けましょう
食後すぐに横になると食べ物や胃酸が逆流してしまうため、食事のあと2.3時間は横にならずゆっくりと過ごすことが大切です。
ただし、食道裂孔ヘルニアは病気ではありません。
内視鏡検査で食道ヘルニアを指摘されたときは、自覚症状に応じて、内服の調整を行いますので、気軽にご相談ください。
「最近、胸やけがする」
「のどがつかえる感じがする」
「咳がでやすい」
このような症状がある場合は、胃内視鏡検査を受けることをお勧めします。
「専門医が伝えておきたい胃腸のおはなし:食道裂孔ヘルニア」;
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