最近、「腸内フローラ」という言葉を耳にする事も増えてきました。

腸内にはたくさんの常在細菌が生息しています。これを腸内細菌といい、その種類は100種類以上、その数は約100兆個とも言われています。特に大腸には多種多様な腸内細菌が生息しており、様々な種類が住み着いている様子から花畑にちなんでフローラ（floar）=お花畑　と呼ばれています。

そして、腸内フローラは、その人ごとに異なり、フローラの状態はその時々の生活習慣や年齢、ストレスなどによっても変化すると考えられています。

 

～腸内フローラを調べることで分かること～

○菌の多様性（腸内細菌の種類の多さ）

○主要な細菌の割合（乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸産生菌、エクオール産生菌）

○腸のタイプ

○腸内の菌構成

○太りやすさ

○便秘・下痢のタイプ判定

 

これらを知ることにより、生活習慣の改善や栄養バランスの調整を行うことが可能になります。そして、自分にあった腸内フローラを整えることで目に見えない健康状態の改善につながると考えられています。

 

最近の研究では、腸に関わる疾患（大腸がん、潰瘍性大腸炎など）の他に肝臓がん、糖尿病、アレルギー、うつ、リウマチ、認知症などの様々な疾患と腸内フローラとの関連も示唆されております。

 

・胃内視鏡検査（胃カメラ）や大腸内視鏡検査を行い、「異常なし」と言われたのに、どうもおなかの調子が悪い

・なんとなく体調が優れなく、人間ドックを受けたが、問題はなかった

 

という方々は、一度「腸内フローラ検査」を受けて、ご自身の腸内環境チェックをしてみるのもよいかもしれません。

 

当クリニックの腸内フローラ検査について、詳しくは腸内フローラ（腸内環境・腸内細菌）の検査方法・費用をご覧ください。