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当クリニックでは『無送気軸保持短縮法』という挿入法を用いて、苦痛ない大腸内視鏡検査を行っています。
『無送気軸保持短縮法』は、腸を丁寧にたたみこんで短縮しながら大腸カメラを進めていきます。
それと同時に腸の曲がっている部分も軸を保ちながら真っ直ぐ内視鏡を進めていくことにより、腸が無理に伸びることがありません。
よって患者さまに苦痛がなく、安全な挿入方法となります。
人間の大腸は、『腸の長さ』『腸の太さ』『腸の屈曲具合』『腸の癒着など後天的な要素』と本当に千差万別です。
どのような大腸に対しても、苦痛なく対応できるのが、『無送気軸保持短縮法』であると考えます。
大腸の長さは個人差がありますが、平均的には約1.5m程度です。
そして、肛門から盲腸までの最短距離は約60cm程度です。
私が考える究極の大腸内視鏡挿入法は、患者さまに苦痛がなく、安全に挿入し、さらには
『スコープを60cm以上一度も入れずに盲腸(=大腸の一番奥)までの挿入』
と考えています。
(『無送気軸保持短縮法』でも腸のたるみ具合や癒着などの影響で、ごくわずかながら押して、強い屈曲部な緩みの部分を進んでいかなければいけないこともあります。)
日々、大腸内視鏡検査を行うなかで
『苦痛がなく安心して検査を受けることができた』
と常に患者さまに感じて頂けるように、検査を行っております。
苦痛のない快適な大腸内視鏡検査を受けていただく中で、一人でも多くの患者さまに「究極」が実現できるように、日々努力して参りたいと思います。
当院の大腸内視鏡検査について、詳しくは以下のページをご覧ください。
きたやま胃腸肛門クリニック(東京都世田谷区)の大腸内視鏡検査