クリニックブログ
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これまで、約10年間、大腸肛門を専門に扱う大腸肛門病センターで多くのおしりの手術を行ってきました。
外来でおしりの診察を行い、
「手術をした方がよいですね。入院は1週間くらいになります」
とお話をすると、ほぼ決まって、
「1週間も入院するのですか?」
と聞かれました。
忙しい働き盛りの方、お子さんなどがいてなかなか時間がとれない方…
そう言われてしまうのも無理はないと思います。
そして、痔は悪い病気ではないので、どうしても後回しになってしまうことが多いものだと思います。
手術が必要と言われたけど、入院が必要なので、今は治療ができない。
そのような方も多いのではないでしょうか。
実際のところはといいますと…
『肛門の手術の約8-9割は日帰り手術で可能』です。
おしりの悩みはずっとあるけど、忙しくてなかなか治療ができない。
そのような方に「日帰りでも専門病院と同じ治療を提供したい」という思いが強くなり、
日帰り手術が可能なクリニックを開設することを決めました。
ただ、おしりは繊細なところですので、
手術後の『痛みがないか』『便がうまくだせるか』
といったことを、その都度、外来に通院し、確認をするという意味では、時間に余裕のある方にとっては、術後に数日の入院があってもよいのかもしれません。
また、日帰り手術のメリットとして、医療費の節約につながることも大きな点かと思われます。
保険医療機関の場合、3割負担であれば目安としては
痔の日帰り手術は約5,000円~約40,000円
で、入院した場合と比較すると、約1/2~1/3の費用となります。
日帰り手術の利点は、社会生活にほとんど支障をきたさないことや、医療費の節約につながることです。
おしりの痛みや悩みを我慢して症状が悪化する前に、専門病院で修練を積んだ専門医のいる大腸肛門専門のクリニックへご相談ください。
当クリニックで行う痔の日帰り手術について、詳しくは肛門(痔核/いぼ痔、痔瘻/あな痔、裂肛/切れ痔)の日帰り手術をご覧ください。