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『大腸ポリープを切除するときに痛みはありません』
切除をするのに痛みがない?
と疑問に思われる方もいるかもしれません。
大腸の壁は、何層かの地層のような構造になっています。
その一番内側にある部分を『粘膜層』といいます。
大腸ポリープは、この粘膜層にできます。
粘膜層には、痛みを感じる神経がないため、ポリープを切除しても痛みは感じないのです。
ですから、
『切除をするときに痛みはありません』
歯の治療で、歯の表面にできた虫歯を削っても痛くないのと同じようなイメージです。
ただ、万が一ポリープを粘膜層より深く取りすぎてしまうと、切除をするときに痛みを感じます。
(これは大腸に穴が空いてしまう危険な状態です)
ポリープ切除に慣れている専門クリニックで切除を行えば、深く取り過ぎてしまうことはまずありませんが、検査の苦痛を軽減するという目的だけを重視して、鎮静剤を強く使い過ぎてしまうと、この万が一の痛みも感じることができなくなってしまいます。
『必要最小限の鎮静剤が望ましい』
理由はこのあたりにもあるかと思います。
安全で苦痛のない大腸内視鏡検査・大腸ポリープ切除を受けて頂きたいと考えます。
当院の大腸内視鏡検査について、詳しくは以下のページをご覧ください。
きたやま胃腸肛門クリニック(東京都世田谷区)の大腸内視鏡検査