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もともと便秘気味…もともと便は緩め…
お通じの悩みを持っている方はたくさんいらっしゃいます。
お通じ(便通)の状態は、日々変化するものです。
・水分をとる量
・汗をかく量
・食事の内容
によって、当然変化します。
そして、非常に大きな因果関係に『ストレス』があります。
『過敏性腸症候群』は、まさにストレスによって便通異常を起こす状態です。
「仕事がある平日は急に下痢をしたり、お腹が痛くなるけれど、休日は便通に問題はない。」
「便秘をしたり下痢をしたりする自分の体が心配で、いつも便通のことを考えてしまう。」
思い当たる方はいらっしゃいませんか?
過敏性腸症候群の診断は
①最近3ヶ月間、月に3日以上腹痛や腹部不快感が繰り返し起こる
②次の項目の2つ以上があること。
□ 排便によって症状が軽減する(排便によって痛み、不快感が軽減する)
□ 発症時に排便回数の変化がある(①の症状がある時に便通回数に変化がある)
□ 発症時に便の形状に変化がある(①の症状がある時に便の形状に変化がみられる)
③これらが、6ヶ月以上前から症状があり、最近3ヶ月間は上記基準をみたすこと
とされています。
そして、大前提として
・大腸内視鏡検査にて、便通に異常の原因となる疾患(=病気)が何もないこと
が必要です。
つまり、大腸の中には便通異常になる原因がないにも関わらず、便通が乱れる、腹痛がある状態を示します。
過敏性腸症候群は、現代社会のストレス病と言っても過言ではありません。
・ストレスのない生活を送る
・便通について固執しすぎない
とはいえ、それもなかなか難しいもことだと思います。
過敏性腸症候群に対してのよいお薬もあります。
セルフチェックに当てはまる方は、一度に大腸肛門専門クリニックへの受診をお勧めします。
◎『過敏性腸症候群』セルフチェック
✔ 下痢や便秘が続いている
✔ 腹痛や腹部膨満感に悩まされている
✔ 急に下痢でおなかが痛くなり、トイレに駆け込むことがよくある
✔ 排便すると腹痛が和らぐことが多い
✔ 下痢と便秘を交互に繰り返す
✔ 排便後、残便感がある
✔ 便秘がちで、ウサギの糞のような便がでる
✔ ガスがたまりやすい
✔ 体重の変化はなく、食欲も普通にある
✔ すぐトイレに行けない状況で便意、腹痛が出る
✔ 睡眠時や休日には症状が出ない
✔ 症状が1カ月以上持続している